キャノピー
私の場合、キャノピーに合わせて、胴体を削ったほうが合わせが楽なのでキャノピーから作ります。要は好みの問題ですが。
キャノピーの形状をなるべく図面に忠実に木型にします。木型といっても割り箸や,バルサ片を削ったものを割り箸の先に貼付けただけのもの。スライド式キャノピーの小さい段差は、マスキングテープで簡単に作れます。キャノピーの形状をサインペンで描いておきます。
ランディングギアのスパッツで、新型構造を採用しました。そちらをお勧めします。
PET樹脂(今回は、瞬間接着剤のパッケージ)をオーブンレンジで暖めます。160〜170℃あたりでとろけるチーズ状になったら、成形のタイミング。手早くとろけた材料の下に型を入れ、垂れ下がった材料をさめないうちに手(軍手一枚で大丈夫です)で引っ張ります。冷めてしまったら、炉端焼き方式で、再加熱します。熱しすぎると白化しますので要注意。
うまく整形できたら、型から外す前に、カットラインをサインペンでなぞります。外した製品をラインに添って、ハサミかカッターナイフで、切り出し、サンドペーパーで外周ラインを整えます。
出来上がった胴体に乗せてみます。
キャノピーの外周を胴体にけがいて、合わせ面を削ります。
マスキングテープをキャノピーに貼り、窓のカタチを写し取ります。カッターマットの上に、作業用にマスキングテープを貼っておき、その上に窓目的のテープをはります。こうすれば、接着力をキープできます。
キャノピーのサインペンをきれいにしてから、所定の位置に、切り抜いたマスキングテープを貼付けます。少し水で濡らして作業すると、位置をずらせるので、作業し易いです。位置が決まったら指で押さえて、テープとキャノピーの間の水分をよくきります。
マスキングの完成。今回は、胴体と接着して一体化させて、後からウイングをくっつける作戦です。前回のセスナでは、この段階で、ウイングを取り付けて、最後に胴体と合体しましたが、ウイングの角度が微妙にずれていて、何度も修正しているうちに、胴体とキャビンの合わせ部がボロボロになってしまいました。